TTTキーボード研究室


2022年はDUMANG DK6 Miniキーボードでロープロファイルを目指す

●2022年

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写真は2022年7月ですが、1月にこの写真のようにキーの位置を整理し、左右対称になるようにしました。

DUMANGキーボードは構造上、背が高くならざるをえませんが、それを低くしたいという試行錯誤を2022年はやりました。

●2022年5月

Outemu Low profileキースイッチはCherry MXキースイッチと(ほぼ)互換ながらロープロファイルを実現した製品です。ロープロファイルキースイッチは端子の位置がCherry MXキースイッチと異なるのが普通なので、珍しい製品と言えます。

※注 Outemu Low Profile Switchは2021年末ぐらいだったか、キーボードメーカーREDRAGONが発売するようになった。また、2022年6月ごろから「Outemu MX Low Profile Half height 8.0 switch」と表記されるようになった。8.0とは端子の間隔のことらしい。REDRAGONブランドで新しく登場したロープロファイルキースイッチは「5.5」と表記される。当然、Cherry MXとは非互換。

これはDUMANGキーボードで使うべきキースイッチ!と思ったのですが、キーモジュールに差し込んでもキーが反応しません。なぜ…?

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これはプレートにキースイッチを取り付けた写真で、左がOutemu Low profileキースイッチ、右が一般的サイズのGateronキースイッチです。Outemuの方が足(端子)が短いことがわかります。
どうやらOutemuは端子がキーモジュールまで届いていないようなのです。うーん、これでは使えないのか…、といったんあきらめました。

それから何ヶ月もたってから、「Outemu Low profileキースイッチをキーモジュールに押し込めればいいのではないか?」と思いつきました。

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キースイッチはプレート上に載せるために4隅が少しでっぱっています。そのでっぱりをニッパーで切り落とせばキーモジュールに押し込めるのではないか、ということです。写真左がでっぱりを切り落としたOutemu Low profileキースイッチです。

キーモジュールに押し込んでみると…うまく奥まではまります。キーも反応するようになりました!

Outemu Low Profile Switchに替えることで、キーの高さは約3mm低くなります。わずかな距離ですが、かなりありがたいです。

問題は、キースイッチを外すのがちょっと難しくなることです。キースイッチプラーでも引き抜けないことはありません。
引き抜けない場合は、キースイッチ左右に少し隙間があるので、そこに薄い金属製直尺を差し込んで少し持ち上げることができます。その状態ならキースイッチプラーで引き抜けるでしょう。

ただ、ここでまた問題が発生します。
キーを押すと、キーキャップがキーモジュールにぶつかってしまうのです。キースイッチが押し込まれたため全体の高さが低くなり、こうなるのです。キースイッチは作動するのでこのままでもいいのですが、カチカチというぶつかる音がうるさいと思う人がいるかもしれません。

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いくつか改善案を試してみて、「キーソケットにスポンジテープを貼る」という方法を採用しました。コスト、手間とも比較的かからない方法です。
スポンジテープは厚さ1mm、幅20mmのものを使用します。
厚さ1mmを超えると、キースイッチの作動点に近くなり作動しなくなる可能性がありそうだと予想したので厚さ1mmを選択しました。
テープは長さ3mm程度に切って、キーソケットの左右に貼ります。ぴったり3mmである必要はなく、おおよその長さのところでチョキチョキ切っても大丈夫です。
キーソケットは縦横19mmなのでちょっとだけはみ出すことになりますが、その部分はハサミやナイフで切り落とします。
これでキーキャップとキーソケットがぶつかる音がかなり静かになります。また、キーストロークが短くなるという利点も得られました(作動には問題ありません)。

●2022年6月

高さが低くなったのは満足ですが、もう少し低くならないかとさらに調べてみました。
よく測ってみると、そもそもキーキャップが無駄に背が高いことにも気づきました。もう少し低くできるようなのです。

それならば切断すればいいのだ!
ここからの作業については説明を大幅省略しますが、切断にはクラフトのこを使用しました。また、正確に切断するため、キーキャップを固定する道具も作りました。
その結果がこれです。

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ううーん、まっすぐ切るのは意外と難しい!
それに何十個も切るのは時間がかかる!

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このように少し低くなるのでありがたいのですが。

●2022年7月

ということで、既存の薄型キーボードのキーキャップを流用することに方針変更しました。AliExpressやキーボードメーカーのホームページをよく見て、薄いこと、高さが均一であること、Cherry MX軸対応という条件を満たすキーキャップあるいはキーボードを探しました。
そして探し当てたのが「Redragon K539 Anubis」というキーボードです。AliExpressで、セールの時に買ったので6296円。使うのはキーキャップだけですが、まずまずの値段かと判断しました。もっと高いキーキャップセットもありますしね。
※注 通常は8000円以上の値段です。

そしてシールも貼って完成したのがこちら!

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なんだかすっきりしました。縦横16mmなので、キーの間隔が広いと感じるかもしれません。頂面が平らなのも宮本隊長の好みです。1u以外のキーキャップもうまくそろいました。
ただ、シールを貼ったのでLED光の効果が大幅減です。なお、せっかく貼ったスポンジテープも意味がなくなりました(ぎりぎり当たらない)。

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こちらは高さを比較したもの。
左がOutemu Low Profile SwitchにRedragon K539 Anubisキーキャップ、
中はOutemu Low Profile SwitchににDSAプロファイル、
右はGateron RedキースイッチにSAプロファイル(R1)(DUMANGキーボード購入時のデフォルト)、
です。
SAと比べると8mmも低くなります。この差は大きい! これでようやく満足できる低さになりました。
それでもリストレストはあった方がいいです…。

2022年12月末現在も安定してこの状態が続いています。これで一段落かな。


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