TTTキーボード研究室


キートップを自由にデザインするには その3

●今度はシールを貼ることにしました

ロープロファイルのキーキャップの場合は、薄いために紙をはさみこむ構造にするのはそもそも難しいようです。

それならばシールを貼ることにしよう、と方針変更しました。その方がいろいろな形状のキーキャップを使うこともできます。

以前にもキーキャップにシールを貼っていたことがあるのですが、シールは意外と汚れたり傷がついたりするものです。そこで、シールの上に透明のシールを貼って保護することにしました。

まず、ベースになるのは「エーワン ノーカットラベル 1面 はがきサイズ 20シート 品番31521」です。これに印刷します。
この後、透明シールを重ねますので薄い紙を選びました。
このシール単独でも使えますが、薄くてシール台紙がはがしにくいです。
紙のサイズが大きいと、印刷に失敗した時の精神的ダメージが大きいので、はがきサイズはちょうどいいかもしれません。

ベースの上に貼るのは「エーワン フィルムラベルシール(インクジェット) ツヤ消し 透明 A4 ノーカット 10シート 品番28793」です。こちらはA4サイズですので4つに切って使います。
こちらは印刷せず、貼るだけです。
ツヤ消しなので光をあまり反射しません。

●作成手順

まず、ベースにキートップを印刷します。プリンタは家庭用インクジェットプリンタで十分です。
キートップの大きさは実際のキートップよりちょっと小さめ(0.5〜1mm)にした方がいいです。
また、四隅は丸くした方がいいです。直角だとそこからはがれやすくなります。

次にベースに透明シールを貼ります。気泡が入らないよう、端から少しずつ貼っていきます。透明シールは適度に固いため、気泡は入りにくいようです。

ハサミで切っていき、キーキャップに貼って完成です。

粘着力が弱いと思ったなら、キーキャップ側にスティックのりを塗ってシールを貼るといいでしょう。液体のりでは扱いにくいと思います。

●注意点など

・貼る面が曲がりすぎていると、しわができてうまく貼れません。その場合は、透明シールは貼らないでください。ベースの紙だけなら薄いので曲面にもある程度追従できます。

・当たり前ですが、長く使うと汚れてきたり、端からはがれてきたりします。そういう時は、はがして新しいシールを貼りましょう。
母音のようによく使うキーは汚れるのが早いです。

●キートップは自作しよう

自作キーボードを使っていたり、キー配列をいじっていたりすると、既製品のキーキャップでは印字されている文字と必要とする文字が一致しないことがあります。
そういう時はこのようにシールを貼って解決しましょう。
自分の目的にぴったりのキートップにすることができます!

それに、文字の書体にこだわりたい人もいるのではありませんか? キートップのデザインに満足できないことはありませんか?
キートップにひらがななんて必要ない、と思っている人もいることでしょう。
無印字のキーキャップは使いこなせない!という人にもぜひおすすめしたいです。


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