タヌキ目撃情報および連絡方法について

情報の取り扱いについて

皆さまから寄せられた情報はデータベースとして蓄積されていきます。この蓄積は「お宝」とも言うべきものであり、部外者に公開するようなものではないと考えています。現在、データベースを閲覧できるのは宮本のみです(NPO法人・都市動物研究会にも公開していません)。外部に流出しないよう気をつけています。

とはいえ、集まった情報は何らかの形でまとめられ、公表されなければ意味がありません。公表する場合でも、個人情報に属する部分(名前、住所、メールアドレスなど)は公にすることはありません。目撃場所も、詳しくても「丁目」レベル程度まででしょう。 その例は、「皇居および赤坂御用地周辺地域のタヌキの生息状況と移動経路の考察」をご覧ください。やや詳しく書いてある情報はテレビや新聞などで報道されたものであり、隠すような情報ではないものです。
生息分布地図を2kmメッシュにしているのも、場所を特定されないようにするためです。

ただし、報道機関に対しては個人情報保護法を盾にできないことはご了承ください。それでも生情報は提供しないなどの対抗策はとるつもりです。

タヌキ調査について

「情報を教えたら、大勢で調査に乗り込んでくるのではないか？」と心配される方がいるかもしれませんが、現在私にはそのような動員力(＝人員、時間、予算)はありません。

実際、情報をいただいても現地を調査することはほとんどありません。後日、宮本が近くに立ち寄る機会があった時に、周辺を歩いて環境条件を観察する、という程度のことはありますが、これもあらゆる場所を歩いているわけではありません。

まれにセンサーカメラ(自動撮影装置)の設置をお願いすることがあります。詳細はセンサーカメラのページをご覧ください。

その他、ぜひ来て調べてほしいという場合はメールにその旨を書いてください。必ず行けるわけではありませんが、検討の対象にはなります。

(テレビ取材をお願いすることがあるかもしれませんが、その時はこちらから必ず事前に連絡します。)

意外と情報は伝わってこない…

タヌキがよく見られる場所の方は、「この辺りのタヌキは有名だから、わざわざ知らせることもないだろう」あるいは「誰かがもう連絡してるよね」と考えることがあるようです。しかし実際に連絡してくる確率はかなり低いようです。

たとえばある例では、数ヶ月にわたって少なくとも100人以上の人がはっきりと目撃しているにもかかわらず、たった3件しか通報がありませんでした。あらゆる人がネットに通じているわけではなく、このホームページのことを知っているとは限らないのです。

同じタヌキを目撃していたとしても、日時、時刻、場所が異なっていれば、それは行動範囲を推理する重要な情報になります。よく知られているタヌキであっても、ぜひ情報を教えてください。

調査項目について

調査項目はタヌキの分布だけでなく、生息条件や生態を把握するための貴重な情報にもなります。詳細に書いていただくほどその価値は上がります。

目撃年月日…少なくとも季節までわかれば情報としては十分です。

目撃場所…場所は番地、号まで正確にお願いします。個人情報に関わる場合もあるので詳しく教えていただけない場合がありますが、少なくとも「番地」レベルまで教えていただければ、とりあえずこちらの目的は達成できます。
公道上で目撃された場合は、個人情報とは関係のないことなので詳細に教えてください。
住所がはっきりわからない場合はこのページの方法で位置情報を調べてください。

目撃時刻…詳細な時刻がわからなくてもかまいません。「薄明るかった」というような情報でも、目撃日がわかっていればこちらで時刻を推測できます。

目撃頭数…意外と皆さんが書き忘れるのが頭数です。「1頭に決まってるだろ」と思い込まないでください。1頭かどうかという情報も非常に大切なのです。