TTTキーボード研究室


片手入力キーボードの方針

●日本語入力用である
 →記号類は厳選する。なんでもかんでも詰め込むとややこしくなるだけ。

●ソフトウェアは使用しない(何もインストールしない)
 →つまり、つなげればすぐ使えるということ。また、会社パソコンでは未承認のソフトウェアをインストールできないことがあるのでこれは意外と重要。

●覚えやすいキー配列にする
 →最初の敷居を高くしてはいけない

●同時押しはしない
 →同時押しが苦手な人もいるため。また、同時押しは指には負担になりやすいため。片手だけでの同時押しはちょっときついのでは?
同時押しがないので1本指打法も可。
※同時押しは採用することにしました。少ないキー数では便利なものですので。(2023年1月)

●機種依存の機能はなるべく盛り込まない
 →それは別の機会に考えることにする。

●右手でも左手でも使用できることを目指す
 →両手で持って、親指2本打法(両手持ち親指2本打法)というのも良さそう。それ、片手入力じゃないじゃん!(笑)

キー定義はQMK Configuratorを使います。
細かいコントロールはできませんが、ソースコードをいじっている時間はありませんので。
※と言ったものの、同時押しなどを実装するためソースコードからいじることになりました。(2023年1月)

こういう人に使ってほしい

●ケガや障害で片手しか使えない人。
 骨折などでキーボードが打てなくなった、ということは誰にでも起こりうることです。

●小学生
 普通のキーボードを小学生に使わせるなんて、無茶だと思いませんか? アルファベットもかな文字も並び順はばらばら。そして、「あ」のキーを押しても「あ」は表示されません(笑)。バカにしてるんですか? いじめですか?
私が作る片手入力キーボードはキー数も少なく、並び順もわかりやすくしています。ローマ字を先に習っておく必要はありますが。

●キーボードになじめない人
 小学生でなくても普通のキーボードになじめない人はきっといるだろうと思います。片手入力キーボードなら新たな選択肢になるかもしれません。

●小型キーボードがほしい人
 スマホ用の外付けキーボードとして、ぜひ。私もそう使っています。
無線化ができればもっといいんですがね。

宮本隊長の片手入力使用環境

・動作確認 すべて有線接続です。
 Mac(個人所有)
 iPhone(個人所有)
 Windows10(会社パソコン)
 Android(会社スマホ)

主に、会社用Androidでメッセージアプリでの文字入力に使用。問題なく使えてます。
今回は主に両手持ち親指2本打法で使ってます(笑)。

業務連絡のためにメッセージアプリを使うのですが、それなりの量を入力しなければならないことがあります。
フリック入力は嫌いなので、昔からGodan(Gboard)を愛用しているのですが、Androidの画面が小さいので誤爆もよくやります。
また、iPhoneとAndroidでは画面タッチの感覚も明らかに違います。iPhoneは視点とタッチ位置の見かけのずれを補正しているようなのです。その証拠に、iPhoneを逆さまにすると途端に操作がしにくくなります。Androidではそういう補正は行っていないようで、両方を使っているとタッチ感覚の違いに戸惑うことになります。

そこで、Planck EZをつなげて入力したりしていました(笑)。でももっと小さいキーボードがほしかったので、Bluetooth接続できる小型キーボードも使っていました。ただ、QWERTYなのがいやでした。おまけになぜかJIS表記。キー入力と表示が一致しません。
そこで片手入力キーボードを作ってみよう、となったわけです。


片手キーボードを試行錯誤してみたのリンク

●片手入力キーボードの方針

個人的な片手入力の歴史

片手入力キーボード最初の試作 (2020年9月)

「Re: CUT Key」=CUT Keyの応用 (2020年9月)

さらなる実験:Planck EZに実装する(2020年9月〜11月)

4×4を実装する(2021年8月)

Dumangキーボードで片手キーボードを試してみる(2023年1月)

5×5を実装する(2023年2月〜5月)

再び4×4を実装する(2023年6月)

Dumangキーボードで片手キーボードを試してみる その2(2023年10月)


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