東京タヌキ探検隊タイトル

運動能力

ハクビシンは塀の上や電線の上を歩くことができる。
樹木や電柱や雨どいを登り降りすることができる。
塀(万年塀、ブロック塀)は、一歩一歩よじ登り・降りをする。ジャンプして登り降りすることはかなり少ない。
タヌキに比べるとずっと高度な運動能力を持っていると言える。

これらの運動能力は、ハクビシンが樹上生活に適応していることを示している。ただし、木の枝から枝へと飛び移るような動物ではない。地面と高所をかなり自由に行き来するということである。
これは農業被害の防止が難しいことを意味する。柵やネットがあっても乗り越えられるし、電気柵でもちょっとした隙間があればそこから入ってくることができるからである。

ハクビシンが住宅地に生息しているのは、電線があるおかげかもしれない。電線を使えば目撃されることも少なく、自動車の危険もなく安全に移動できるからである。

ハクビシンはタヌキと同じく、幅10cmまたは高さ10cmの隙間をくぐり抜けることができる。おそらくもう少し狭い8cmでもくぐり抜けられるだろう。

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