東京タヌキ探検隊タイトル

東京タヌキ探検隊!とは

(2015年3月版)

東京タヌキ探検隊!の目的は「タヌキなどの謎を解明すること」です。

※ここでは「タヌキなど」と表記されている場合は、ハクビシン、アライグマ、アナグマ、キツネ、マングースなど中型食肉目動物も含みます。

「東京タヌキ探検隊!」の当初の目的は東京都23区のタヌキの生息分布を明らかにすることでした。しかしその後、対象動物や地域を拡大していったため目的も広がっていきました。

目的の具体的な内容は次の通りです。

[1]…タヌキなどの全国の目撃情報を収集する

調査研究の基礎となるのが皆様から提供される目撃情報です。多くの目撃情報を積み重ねることによって生息分布や生態などを統計的に分析することができるようになります。ひとつひとつの目撃情報こそが東京タヌキ探検隊!の基盤なのです。

重点地域は東京都23区や大都市圏ですが、実際には全国どの地域の目撃情報も平等に取り扱っています。

[2]…タヌキなどの調査研究をする

タヌキなどにはまだ多くの謎が残されています。その調査研究を行います。
・生息分布…生息分布図を作成します。
・生息数調査…特定の範囲内での生息数を調査します。
・生態調査…フンの分析など、生息状況を調査します。特に都市部でどうやって生活しているかの解明は重要な課題です。
・その他

目撃情報数が多い東京都23区では生息分布、生息数などを明らかにすることができました。

動物別には以下のような個別の目的もあります。

タヌキ=都市部での活動の実態の解明(行動範囲、食べ物など)
ハクビシン=都市部での活動の実態の解明(行動範囲、食べ物など)
アライグマ=東京都23区での生息・繁殖状況の継続的監視
アナグマ=東京都23区での生息状況の確認、生息地保全の働きかけ
キツネ=東京都23区近隣での生息の確認 ※キツネは東京都23区には生息していません。

この中でもアナグマは東京都23区内での生息数が数十頭程度と推測され、緊急度が高いです。

[3]…タヌキなどが適切に生息できるよう活動します

これはタヌキなどだけを守るということではありません。タヌキなどが生存するには、その食べ物となる動植物が存在しなければなりません。つまり自然環境全体の保全も必要になるのです。
また、タヌキと人間がうまく付き合っていけるよう助言なども行います。
ただし、「タヌキを守る」といっても私にはできないことがあります。例えば病気やケガの治療はできません。これは獣医師の仕事です。また、タヌキの保護も飼育施設が無いためできません。そもそもタヌキの捕獲は鳥獣保護法で原則禁止されていますので、行政との調整が必要になります。ご注意ください。
さまざまなアドバイスはできますので、お困りの際はご相談ください。

アライグマとマングースは特定外来生物に指定されているため保護の対象にはなりません。

※「タヌキなどの適切な生息」の定義は難しいものがあります。動物の生息数が爆発的に増加することは好ましくありません。また、タヌキなどは害獣になることもあります。 何が「適切」なのかは、調査研究を進めることによって練り上げていかなければならないことです。

※誤解される方が多いようですが、東京タヌキ探検隊!は宮本拓海個人の活動です。 また、宮本は大学や研究所などに所属しているプロの研究者ではありません。会社勤めをしながらのアマチュア研究家にすぎないのです。そのため調査研究のための時間および予算が不十分な状態です。そのためスポンサーを募集しています

現在の活動状況

●目撃情報の収集
目的:生息分布地図の作成、統計的分析
→毎年報告書を公開(1月予定)

●フンの分析
目的:都市でのタヌキの食べ物の解明
→継続調査終了。現在、分析中(時間が取れず停滞中)。

●直接観察
目的:行動の様子の観察、個体識別方法の開発
→現在は直接観察は行っていない。行っていたとしても原則非公開。

●センサーカメラの設置
目的:行動範囲、行動パターンの解明
→ 年数件の設置

● 骨の収集
目的:教材としての使用
→取得はまれ

●講演、学校の授業への協力
→年に1回ぐらい

●広報活動
→ホームページの拡充。東京タヌキタイムズの毎月発行。メディアへの協力など。

東京タヌキ探検隊!の実績

●東京タヌキの生息分布

東京タヌキの生息分布が均一ではないことを明らかにした。東部は少なく、北西部に多い、偏った分布をしている。過去にも粗い生息分布の調査結果はあったが、精密な分布地図を提示したのはこれが初めてである。

●東京タヌキの生息数の推定

粗い推定ではあるが、東京都23区にタヌキが約1000頭生息していることを明らかにした。

●東京都23区のハクビシン、アライグマの生息分布と推定生息数の解明

本来の調査対象はタヌキであったが、誤認例が多いと予想されたことからハクビシン、アライグマも目撃情報収集の対象に加えた。その結果、東京都23区にはタヌキに匹敵する規模でハクビシンが生息していることが判明した。また、生息分布も明らかになった(タヌキのそれとはやや異なる分布をしている)。 アライグマは目撃数が少ないが、生息場所の傾向が判明している。

●東京都23区でのアナグマ生息の報告

アナグマは23区内には生息していないと考えられていた。

●インターネットによる生物学調査の手法の開発

インターネットを使った各種の調査は以前からあったが、1999年当時にインターネットを使った生物学調査を発案し実行したのは世界的にもかなり早い時期の試みのはずである。ただし、この調査方法は長い間うまく機能しなかった。それはインターネット利用者が少なかったからである。インターネットが普及した00年代末になってようやく情報収集は軌道に乗った。

インターネットを使った生物学調査の例は国内でも他にあるが、調査結果のインパクトの点では東京タヌキ探検隊!が飛び抜けている(と、本人は思っている)。

現在では「オープンサイエンス」「シチズンサイエンス」といった言葉があるが、1999年当時はそのような概念はまだなかった。「Web2.0」や「ソーシャル」といった言葉すらもなかった時代である。東京タヌキ探検隊!の試みは時代に先駆けた画期的なものだった(当時、隊長本人はそのことにまったく気付いていませんでしたけどね! 「オープンサイエンス」「シチズンサイエンス」という言葉を知ったのも2015年末でした(笑))。

●以上の成果が1人のアマチュアによるものであること

これらの実績はすべて一人のアマチュアがやり遂げたことである。宮本は大学の教職員ではないし、どこかの研究所の職員でもない。また、生物学の専門教育は受けていない。年収200万円のパート労働者(当時)が専門家を超える成果を出したのである。

※2005年〜2011年、宮本は年収200万円のパート労働者だった。本の印税があった年でも年収は300万円を超えていない。
2012年からは正社員。だが、2年もたたずに2013年に契約社員に降格。2014年に正社員に戻っていたらしい(雇用契約等がまったく交わされなかったため翌年になってようやく気付いた)。現在「年収300万円以下の出世の見込みの無いヒラ会社員」である。(←冗談抜きで本当)

お問い合わせ先

お問い合わせ先はこのメールアドレスです。

miyamoto.takumi%gmail.com

[迷惑メール対策用にメールアドレスを一部改変しています。「%」は「@」に置き換えて下さい]

東京タヌキ探検隊!の歴史

1998年 宮本、東京都世田谷区でタヌキ家族を目撃する。
1999年 ホームページ「いきもの通信」でタヌキ情報収集の呼びかけ
2006年 「東京タヌキ探検隊!」という名称が初めて登場(ホームページ「いきもの通信」)。
2006年 宮本、NPO法人・都市動物研究会に参加。
2006年1月 ホームページ「いきもの通信」内で初めて「東京タヌキ探検隊!」の名称が登場する。
2007年9月 「東京タヌキ探検隊!」の独立したホームページ開始。
2009年 宮本、都市動物研究会を退会。
2013年4月 東京都23区のアブラコウモリ調査開始。
2013年11月 「東京コウモリ探検隊!」ホームページ公開。
2018年1月 新港南橋(東京都港区)では冬でもアブラコウモリの活動が見られることを発見。ただしアブラコウモリは冬眠期間に中途覚醒するので異常なことではない。が、実際に中途覚醒を観察するのは非常に難しい。
2018年5月 東京タヌキ探検隊!のデータベースの記録数が5000件に到達。

<スポンサー欄>